【特集】造作と家具―生活の美学―
造作や家具は脇役と捉えられることもあるが、住まい手の生活や個性、つくり手の意識が、目に見える「形」、身体に触れる「形」となって現われる重要な要素と言える。そこで特集では建築と人を繋ぐ「造作と家具」に焦点を当てた住まい4軒と家具デザイナー・水之江忠臣の小椅子とその精神について紹介する。(写真=笹倉洋平)
響き合う空間とディテール
碧南市の住宅 設計=服部信康建築設計事務所
構造と造作、無垢と合板のバランスを追究する
名古屋市の住宅 設計=服部信康建築設計事務所
交差する造作と視線
国分寺の家 設計=森田悠紀建築設計事務所
造作が生む居場所
高尾の家 設計=アトリエムスタ設計室/黒澤彰夫
水之江忠臣 小椅子が伝えるリ・デザインの精神
家具におけるテクニカル・アプローチ 水之江忠臣
水之江忠臣のデザイン思想―生活へのまなざし
文=出口順平
天童木工本社工場 生産の現場を訪ねて