[特集]生き続ける住まい 『住宅建築』No.492 2022年4月号
長い年月その場所に建ち続け、世代を超えて住み継がれてきた住まいは、その場所らしさ、地域らしさを示す存在でもあります。今回の特集では、住まいとその場所が刻んできた歴史や記憶と、新たな住まい手の想いを繋ぐ7つの改修を紹介します。改修の方法は既存の建物の状況や設計者によってさまざまですが、住まい手の暮らしを守り、育んでゆく、生き生きとした住まいとして再生されています。(写真=笹倉洋平)
建築と庭、周囲の関係を解く
南禅寺疎水の住宅 設計=𩵋谷繁礼建築研究所
路地奥に残る6戸の長屋をひとつの住まいに再生
頭町の長屋群 設計=𩵋谷繁礼建築研究所
時代を超えて住み継ぐための再生
吉井の家 母屋・木小屋 設計=神家昭雄建築研究室
住まい手と共に再生した、火のある暮らしを楽しむ家
丹生川の古民家 設計=烏野建築設計室/烏野良子
京都という都市の時間を写し取る住まい
北白川のフラット 設計=IN STUDIO/小笹泉+奥村直子
個々の暮らしを積層し、生活をつくる
瀬頭の家 設計=山田伸彦建築設計事務所
[LIXIL presents]
緑道の風景を取り込むRC造の住まい
柿の木坂の住宅 設計=トラフ建築設計事務所/鈴野浩一