改修はいまや当たり前の選択肢になり、建築家が設計した建築や築年数の浅い建物の改修も増えている。とくに建築家が設計した建物の場合、改修を行う設計者にとって元の空間をどこまで残し、どこを変えるのかという葛藤は少なからずあるだろう。
もちろん、家を残したい、ここに住みたいという次の住まい手の意思があって、建築は残される。元の建築をできるだけ変えることなく改修することも、上書き的に大きくつくり変えることも、その建築やそこで積み重ねられてきた時間との対話による一つの解であり、過去とこれからを記憶していく「空間」が創造される。本記事では原設計者や空間の記憶を尊重し改修された住まいや新しい用途に活かされ生まれ変わった8軒を紹介する。
トップページ写真=北田英治、YASHIRO PHOTO OFFICE
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次号予告
『住宅建築』2026年10月号 No.519|8月19日発売
〈特集1〉居場所をつくるプラントディテール
水野純也「御殿場の家」「三鷹の家」
中村らん「海霞む家」
一色暁生「佐井寺の家」
岩元真明「リ・リ・リノベーション」
熊澤安子「調布の家」
海藤洋「岡崎の家」
〈特集2〉建築家の自邸
寄稿 福岡みほ
横内敏人「安多洛舎」
堀部安嗣+松本美奈子「葉山の家Ⅳ」
〈連載〉
手描き図面に込めた想い 第29回
天野・吉原建築設計事務所 その1
「嵐山カントリークラブ」
監修・文=平井充
次代の建築家 第25回
OHMURA NAKAMURA ATERIER「猪之頭の家」

