【特集2】二つの自邸 横内敏人・堀部安嗣
——建築家の自邸がもつ独特な魅力。それはいったい何だろうか。
それは、自邸という存在が単なる設計の成果を超えて建築家自身の内面や思想、生活への態度が、極めて純粋なかたちで現われているからではないだろうか。建築家にとって自邸とは、培われてきた理念や手法を凝縮したひとつの自己表現の場であり、実験の場でもある。自らの手で設計し、住みながら手を入れていくという過程、生活のなかで空間を経験し、理想の住まいを追究していくさまは、設計という営みが生活に深く根ざしていることを教えてくれる。
本特集では、長年にわたり多くの住宅を手がけてきた横内敏人・堀部安嗣の二つの自邸を特集する。どちらの住まいもアトリエを備え、ひとの往来があり、活気ある創造の場でもある。そしてこの二つの自邸を、自身も住宅を手がける福岡みほがたずね、そのあり様を綴る。(トップページ写真=笹倉洋平(右)、竹内慎(左))
自邸をたずねる
福岡みほ
晩年の自邸
安多洛舎
設計=横内敏人建築設計事務所
太陽系の中にある自分の住まい
葉山の家Ⅳ
設計=堀部安嗣建築設計事務所







