【シリーズ】森と人と建築と 第23回 竹建築が紡ぐ未来 融合する都市と森の景 その1
未来の都市を緑多く自然豊かな場所にするために”竹”という素材を用いることは可能だろうか。
その可能性を探るため、今回は“自然の楽園”と称されるバリ島を訪れた。不定形で複雑ながらも丈夫で柔軟な性質を持つ竹。それによって生みだされた建築はバリ特有の熱帯雨林環境と融合し美しい景観を生み出している。この地で長きにわたりバリの土着的な「竹建築」の可能性を広めるため数々の建築を手がけてきたジョン・ハーディと竹を用いた建築の設計を行うIBUKUのCEOでジョンの娘エローラ・ハーディが主宰するバンブーインダ―ホテルとアトリエ、グリーンスクールなどいくつかの周辺施設を紹介する。また、ジョンとエローラそれぞれに「竹建築」の未来についても語っていただいた。(写真=畑拓)
インタビュー エローラ・ハーディ/ジョン・ハーディ