[連載]手描き図面に込めた想い 第7回 林雅子の建築 その1「傾斜地に建つ家」監修=白井克典
5回にわたり、林雅子(1928年~2001年)の建築を手描き図面から紐解きます。監修、執筆は林雅子の下で設計を担当してきた白井克典さん。ダイナミックな林建築は、小さな部分やディテールの設計があってこそ成り立っている、と白井さんは語ります。初回は林が28歳の時に手掛けた「傾斜地に建つ家」。敷地内の2メートルの高低差を建築に組み込み、視線の抜けと空間の繋がりをつくり出しています。
住宅設計のあり方を求めて
文=白井克典/白井克典建築設計事務所・林雅子資料室