【特集】竹原義二 場所へのまなざし 建築がひらく若狭小浜の未来
若狭小浜は古くから都へと物資を運ぶ「鯖街道」の始点として、海産物をはじめとした食料を貢ぐ御食国として栄え、いまもなお風情ある町並みの残る豊かな地域である。近年は民間と行政が協働し、古い町屋を改修して宿泊施設や飲食店として生まれ変わらせ、地域の魅力を発信している。
竹原氏と小浜の本格的なかかわりが始まったのは1996年、若狭塗箸メーカー「マツ勘」の新社屋の設計を依頼されたことからだという。以来、「マツ勘」とのかかわりを通して竹原は小浜のまちをともに見守り続けてきた。
そして2020年、老朽化で存続が危ぶまれていた護松園をマツ勘が取得し、竹原氏が200年の時を刻む文化財の再生を担うこととなる。
本特集では改修によって生まれ変わった「GOSHOEN」に加え、そのほど近くに建つ船頭屋敷を宿泊施設として再生した「西津湊ふるかわ」を取り上げる。2作品を通して、民間や行政とかかわりながら地域の歴史や豊かな暮らしを未来へ繋ぐための実践を紹介する。(このページの写真=白谷賢)
巻頭文 竹原義二
文化財をともに活かし、使いこなす
今出瑞穂
海と都を繋ぐ北前船寄港地、若狭小浜
小浜と古河屋のあゆみ
作品2題 改修設計=竹原義二/無有建築工房
文化財を町にひらく
GOSHOEN
小浜市長インタビュー
GOSHOENを「みんなの別邸」に
杉本和範+下仲隆浩+松本啓典
聞き手:竹原義二
座談
GOSHOENから発信する小浜の豊かな暮らし
髙嶋猛×杉谷将典×杉本和範×下仲隆浩×松本啓典×竹原義二×玉井淳
船頭屋敷を町屋ステイに改修
西津湊ふるかわ
座談
100年先も続く豊かな暮らしのために
文化財の再生・活用・まちづくり
御子柴北斗×村松徹哉×松本啓典×堀越一孝×竹原義二×玉井淳












