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[特別記事]生き続けるレーモンドの学び舎 『住宅建築』No.497 2023年2月号

⽇本のモダニズム建築に⼤きな影響を与えたアントニン・レーモンド。⼤阪府寝屋川市の⾹⾥ヌヴェール学院の校舎をレーモンドが設計し、当時レーモンド事務所に在籍していた前川國男も設計に関わっていたとされる。この建築の⻘焼き図⾯などの資料が最近になって多数発⾒された。⼀⽅で、岡⼭にもレーモンドが⼿がけたノートルダム清⼼⼥⼦⼤学がある。いずれも現存し、国の登録⽂化財となっている。学び舎としての二つのレーモンド建築の魅力を紹介するとともに、約90年前に竣工した二つの建物がシスターたちとの関わりのなかでどのように建築が生み出されていったのか、レーモンドがライトからどのように離脱し⾃⾝の建築として確⽴していったのか掘り下げる。(写真=市川靖史)

ミッション・スクールに刻まれたレーモンドと所員たちの思い 文=松隈洋

大廊下が繋ぐ歴史と未来
香里ヌヴェール学院 設計=アントニン・レーモンド

レーモンドの残した校舎が子どもたちに伝えたもの
──「従順・純潔」に生きる生徒の学び舎  文=田村かすみ

思いと歴史を内包する建築
──発見されたアントニン・レーモンド設計「聖母女学院」資料の調査を通じて 文=玄田悠大

洗練されたモダニズムと細やかな意匠をいまに伝える
ノートルダム清心女子大学 設計=アントニン・レーモンド

日本の伝統的建築要素を取り込んだ初期モダニズム建築 文=上田恭嗣

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