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『住宅建築』2025年4月号 No.510

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『住宅建築』
2025 年 4月号 No.510
2 月 19 日発売
2,860円 (本体:2,600 円 + 税)

別荘地として知られる軽井沢。その町並みは異国情緒にあふれ、夏は涼しく快適で、古くから避暑地として栄えてきた。この地は別荘地としてどのように発展してきたのだろうか。特集前半では軽井沢で多くの建築を手がけ、近年注目の高まる「morinoie」の別荘建築を紹介する。後半では、軽井沢の別荘地としての歴史を振り返るとともに、現状を伝える。

特別記事では木組みや真壁、左官の技術など、日本独自に発達してきた伝統技術を活かしつつ、意匠・構造的な独創性や、現代の暮らしに合わせて心地よく暮らすことができる住宅を、現代の民家として紹介する。

―目次―

特集
軽井沢の別荘文化

第1章 morinoie 森の日常を紡ぐ

都市と自然の狭間に佇む-不動性と順応性-
福岡みほ

浅間山を望む庵
sumori-an
設計=Now and Then/福岡みほ

家族の記憶を繋ぐ大屋根
緑の轍に立つ森荘
設計=Now and Then/福岡みほ

大きな自然に包まれる
九坪の櫻庵
設計=Now and Then/福岡みほ

季節の表情を映しとる白
白の家
設計=Now and Then/福岡みほ

第2章 軽井沢別荘地の歩み

軽井沢開発と別荘建築
内田青蔵

W・M・ヴォーリズが遺した別荘建築としての原点
ヴォーリズ山荘
設計=W・M・ヴォ―リズ

質素と倹約の精神を宿す山荘建築
亜武巣山荘
設計=W・M・ヴォ―リズ

軽井沢を避暑地に変えたものは何か
花里俊廣

第3章 軽井沢のこれから

レポート
軽井沢の森と文化を育む住まいづくり

軽井沢の山荘
設計=吉村順三

私の大好きな軽井沢
吉村隆子

特別記事
現代の民家を考える

大径木がつくる健やかな住まい
土絵と本の家
設計=Ms建築設計事務所/三澤文子

世代循環を促す農的民家づくり
農縁坐暮
設計=瀬野和広+設計アトリエ

地下室を備えた現代の民家
西中瀬の家
設計=扇建築工房/佐藤友也

本棟造り2棟が建ち並ぶ長野の伝統的民家
本棟の家
改修設計=降幡建築設計事務所/降幡廣信

シリーズ
研究室からフィールドへ 第50回
大崎上島町リノベーションプロジェクト
広島大学 角倉英明・石垣文研究室

連載
次代の建築家 第18回
湯河原の擁壁
設計=Strings Architecture/斎藤弦+湖霊山/酒井禅道

和の世界の空間探求 第4回
若者の和のイメージ 企画・監修・文=服部岑生

INTERIOR -Art of Presence- 第38回
Asher House MIKI TAKASHIMA

手描き図面に込めた想い 第22回
鬼頭梓の建築 その4 
山口県立山口図書館 山口県立美術館
監修・文=松隈洋

書評
『カルロ・スカルパの日本』(J・K・マウロ・ピエルコンティ 著、三浦敦子 訳、鹿島出版会)
評者=土居義岳

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