[特集]時を繋ぐ住まい『住宅建築』No.487 2021年6月号
今後ますます増加し多様化していくであろう「改修」。今回の特集では、築180年の民家から京町家、平成に建てられたマンションなど、幅広い時代・種類の改修9作品を紹介します。その手法も、増改築、減築、転用など多岐にわたります。そうした多様さのなかにも、共通して、住まい手とともに時を刻んできた住まいを、その想いとともに次の世代へと繋いでいこうという設計者の姿勢が感じられます。(写真=笹倉洋平)
築140年の住まいを庭との繋がりを生かし再生
「山王の家」 設計=岡本一真建築設計室
季節の移ろいを感じる町家
「高畑の家」 設計=藤岡奈保子+藤岡建築研究室
愛着ある家を二世帯の住まいへ増改築
「白いスタッコ壁の家」設計=田中郁恵設計室
造作が生む、緩やかな繋がり
「House I 」 設計・施工=小林良孝建築事務所
自然素材をふんだんに取り入れ快適な住空間へ
「恵樹庵」 設計・施工=木の家づくりネットワーク/山中文彦
伯父夫婦の住まいを自然の温もりを感じられる空間へ改修
「清水が丘の家」 設計=アトリエムスタ設計室/黒澤彰夫
地域コミュニティを生む縁側
「長床の家」 設計・施工=ADX/安齋好太郎
職人の技と素材を生かし、別荘+ギャラリーに再生
「泉涌寺道の町家」 設計=森田一弥建築設計事務所/森田一弥+吉川青
景観とともに再生し、後世へ
「蒜山の家」 設計=神家昭雄建築研究室