[特集]石井智子の仕事 自然とつながる家 『住宅建築』No.499 2023年6月号
住宅づくりにおいて、自然とのつながりを最も大切にしているという石井智子さん。住まい手が、空や風、草木、そこにやってくる鳥の声など自然を感じられ心地よく過ごせる家になるように、庭のデザインや、自然素材を用いた空間設計、建具や家具までトータルに設計しています。特集では、父である故・石井修さんに助言を受けながら取り組んだ初期作品の自邸「甲陽園の家」の他、二つの住まいを紹介します。年数を経て生活や住む人が変わっても「楽しんで暮らしてもらえるよう、いろんな可能性を秘めた家を設計したい」という石井さん。庭の木々は豊かに成長し、経年変化によって味わい深い住まいがつくりだされています。(このページの写真すべて=笹倉洋平)
住まいと環境をトータルにデザインする 文=石井智子
子どもの成長を見まもり家族がつながる住まい
甲陽園の家 設計=美建・設計事務所/石井智子