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[特別記事]日常に寄り添う和の住まい 『住宅建築』No.499 2023年6月号

暮らしに寄り添い、心を落ち着かせてくれるような日本の木造の住まいを紹介します。日影良孝さんが設計した「みたかの家」は大工の腕が光る骨太な木組みの住まいですが、堅苦しさはなく、懐かしさと温かみを感じます。興津俊宏さんが設計した「みんか2020」は暮らしを包み込む大屋根と、障子や格子、杉板を斫った扉など、細やかな意匠に和を感じる現代的な住まいです。奈良町屋を改修した「西紀寺の長屋」はシンプルで洗練された雰囲気を有しながら、既存の瓦や土壁などの伝統的な素材と職人の技術を生かした住まいです。「和」と一言で言っても、多様な和の表現が感じられ、住まい手それぞれの暮らしに寄り添った住まいがつくられています。(写真=畑拓)

懐かしさを宿す住まい
みたかの家 設計=日影良孝建築アトリエ

写真=畑拓

 

一体感を生みだす大屋根と、多様な表情をつくる建具
みんか2020 設計=興津俊宏

写真=白谷賢

 

伝統的な技と技術を生かし、光を愉しむ住まいへ
西紀寺の長屋 改修設計=藤岡奈保子+藤岡建築研究室

写真=市川靖史

 

 

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