【特集】改修――空間を記憶する
改修はいまや当たり前の選択肢になり、建築家が設計した建築や築年数の浅い建物の改修も増えている。とくに建築家が設計した建物の場合、改修を行う設計者にとって元の空間をどこまで残し、どこを変えるのかという葛藤は少なからずあるだろう。
もちろん、家を残したい、ここに住みたいという次の住まい手の意思があって、建築は残される。元の建築をできるだけ変えることなく改修することも、上書き的に大きくつくり変えることも、その建築やそこで積み重ねられてきた時間との対話による一つの解であり、過去とこれからを記憶していく「空間」が創造される。
本記事では原設計者や空間の記憶を尊重し改修された住まいや新しい用途に活かされ生まれ変わった8軒を紹介する。(トップページ写真=北田英治)
変化を受け入れる骨格としてのコンクリート
SIH7311
原設計=鈴木恂 改修設計=AMS architects/鈴木恂+内木博喜
記憶に刻まれるコンクリートの家
森に佇む二つの山荘
星野山荘
原設計=奥村昭雄 改修設計=PLEA Design Institute・武山設計/武山倫
建築と環境が一体となって受け継がれた山荘
既存のデザインに敬意を払い、一棟貸の宿に再生
Tatehata House
設計=建畠嘉門 改修設計=Pendant/坂田華
リ・リ・リノベーション
RRR
改修設計=ICADA/岩元真明(1997年改修=有馬裕之+Urban Fourth)
「一つ屋根の下」で暮らす
タンバリンハウス
改修設計=TOASt /小滝健司+高藤万葉
土間廻りを改修し、居場所と風景をつくる
北杜の石の間
改修設計=久米岬建築設計事務所
余白としての白の壁
吉祥寺の小さな住まい
改修設計=久米岬建築設計事務所
新しく懐かしい佇まい
奥田染工場 布類計画室
改修設計・施工=久米岬建築設計事務所













