【特別記事】聴竹居 自然・人・技を繋ぐデザイン 『住宅建築』No.505 2024年6月号
建築家・藤井厚二が設計した自邸「聴竹居」。2017年に国の重要文化財に指定され2023年には本屋、閑室、茶室の3棟の保存修理工事が完了し、藤井が暮らした当時の風景としてよみがえった。「聴竹居」は風や光、自然素材を用いた藤井独自のデザインだが、日本の伝統的な技が随所に活かされている。今回は修復に携わった大工、左官、家具、表具の職人にも話を聞いた。修復された「聴竹居」から、藤井の思想を読み解く。(上写真=小林浩志)
よみがえった風景と藤井の言葉から読み解く100年前と100年後の聴竹居
文=松隈章
設計者藤井厚二の想い
聴竹居保存修理工事からの推考 文=稲田朋代
現代のつくり手たちに聞く
修復から見えてきたこと
文化財として再生された庭園空間
藤井の追求した理想の庭園に思いを馳せて 文=加藤友規