【特別記事】改修の可能性 No.504 2024年4月号
大阪を拠点に活動する岸上勝彦さん、川名一吉さん、丸山寛文さんの改修の取り組みを通して、今後ますます増えていくであろう住まいの改修について考える。岸上さんは、まずは骨格としての空間の素型があり、そこにどのように手を入れていくかを考え、改修によって魅力を増すような住まいにしていきたいと語る。丸山さんは空洞の空間のなかに、手触り肌触りのある心地良い居場所をつくっていく。川名さんは地域の人たちを巻き込みながら便利屋のように柔軟に活動する。丸山さんも川名さんも岸上さんの下で学んだ。お互いに関わりをもちながら、それぞれの芯になるものと個性が改修にも現われている。(上写真=川名一吉)
住宅密集地に建つ家に呼吸器を設え快適な住環境を生み出す
BARRACK(INSET) 改修設計=岸上勝彦+川名一吉
座談 改修の可能性を語る
岸上勝彦×川名一吉×丸山寛文 聞き手=香川貴範
感触のいい杉厚板を多用し心地良い空間をつくる
#1104 改修設計=丸山寛文建築設計事務所
旧知の家具作家と工房の隣に建つ借家を共に改修
house NO WAVE 改修設計=丸山寛文建築設計事務所
近在の人が気軽に集う鍼灸院
くるりはなれ 改修設計=super architects/川名一吉
重ねられた出来事 くるりはなれ・福本商店 文=川名一吉
商店街活性化の核をつくる
福本商店 改修設計=super architects/川名一吉