[特別記事]住まいと庭 『住宅建築』No.496 2022年12月号
庭をテーマに、住宅3題を紹介する。庭は、住まい手にとって緑を眺めて心が安らぐ存在であると同時に、地域にとっても魅力的な風景の一つとなる。また、庭が周囲と家をほどよく分ける場になり、縁側などの場を設けることで地域の人との交流の場にもなる。さらに今回紹介する住まいでは、地元の山の木を庭の木として使い、地域の林業の活性化に繋げる取り組みもされている。住宅と庭を一体的に考えて設計することで住まいの可能性は広がってゆく。(写真=傍島利浩)
山の風景を取り込み、地域材の循環をつくる
森町一宮の家 設計・施工=扇建築工房/佐藤友也
緑地公園の風景に溶け込む深い軒の住まい
酒津の家 設計=トリムデザイン/稲垣年彦+大賀環子
中庭が多様な場と家族を繋ぐ
箕郷町の家 設計=HIRO建築工房/伊藤昭博