[特別記事]建築家・大岩剛一とわらの家 『住宅建築』No.496 2022年12月号
2019年に亡くなった建築家の大岩剛一さん。アメリカ発祥の藁を使ったストローベイル構法で、土に還る住まいづくりを実践してきた。家づくりは、ワークショップで集まった人たちと共に藁を積み土を塗るという共同作業で進められる。大岩さんは生前こんな言葉を残している。「現代の暮らしが求めてやまない物質的豊かさに対し、滅び、再生し、循環していくものの「強さと豊かさ」を藁が教えている」(『住宅建築』2004年11月号)。大岩さんの最後の作品となった自邸「蓬莱の藁舎」の取り組みから、これからの家づくりを考える。(写真=齋部功)
人と自然をつなぐストローベイル・ハウス
蓬莱の藁舎 設計=大岩剛一住環境研究所
「わらの家」という物語 −命と繋がる家づくり− 文=笠木和子
友 大岩剛一の自邸「住処=スミカ」 文=大隈哲
大岩剛一先生から受け取った大事なこと 文=奥田絋太郎