[シリーズ]森と人と建築と 第18回 住居のマイクロバイオームコーティング 企画・監修=落合俊也
森から始まる新しい建築計画の視点 文=落合俊也
微生物は、ヒト、衣服、住まいなど、あらゆる所に住み着き、その表面を覆っています。現代は菌が増えない環境が良いとされますが、人が健やかに暮らしていくためには、かつての民家の土間のように微生物が存在できる空間であること、微生物が住居をコーティングしている「マイクロバイオームコーティング」が大切だと言う落合さん。マイクロバイオームの研究を行う伊藤光平さん、園芸学研究者でありアーティストでもある鎌田美希子さんと、これから目指すべき住居のあり方について語り合います。(写真=畑亮)