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[シリーズ]森と人と建築と 第15回 Art and Forest Ⅱ 企画・監修=落合俊也

Art and Forest Ⅱ
拮抗する皮膚感覚と知性

ミラー・フォレストの暗示するもの 文=落合俊也

熱帯雨林で暮らすアーティスト、ラキさんを紹介した回に続く、アートと森の関係を探る第二弾。今回、落合さんが訪ねたのは栃木県にある「アートビオトープ那須」です。石上純也氏の設計した「水庭」を始め、那須の森のなかに新しい空間がつくり出されています。地上の森と、その地下には反転した森(=ミラー・フォレスト)が存在する、という落合さん。「水庭」で感じた不思議な「ずれの感覚」「異質感」とはどのようなものだったのでしょうか。また、そうした感覚は、人間の皮膚で感じ取れるはずですが、現代人はその皮膚感覚が失われつつあるといいます。その感覚を呼び覚ますものとして、アートを捉え直してみると新たな発見があるかもしれません。

写真=畑拓

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