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『住宅建築』2025年8月号 No.512

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『住宅建築』2025 年 8月号 No.512
6 月 19 日発売/2,860円 (本体:2,600 円 + 税)

 創立50周年を迎えたオークヴィレッジを特集する。創立当初から「お椀から建物まで」を掲げ、木を使ったものづくり、家づくりを職人とともに行う。木を生かし、伝統に根ざしつつ暮らしやすさと洗練された佇まいが魅力的なオークヴィレッジの木造建築を中心に紹介する。巻頭対談ではオークヴィレッジ代表の上野英二氏と建築家の横内敏人氏にこれからの木造について語り合ってもらった。

 戦後80年を記念し、今号からはじまる新シリーズ「祈りの場 弔いの場」では「世界平和記念聖堂」を取り上げる。コロナや戦争など、混迷を極める社会情勢の中、改めて、祈りや弔いの場が必要とされているのではないだろうか。建築家はそれをどのように生み出したのか。祈りと弔いの空間について考える。

 特別記事では建築家・佐藤重徳の作品を5題取り上げる。中村好文に師事した後に独立し、20年かけて生まれた住宅作品はいかなるものだろうか。模型や手描きの図面、豊富な写真でその軌跡を振り返る。

 

特集
オークヴィレッジの50年 木の文化をつなぐ

木造建築に夢を見る
上野英二

対談
木造文化、ふたたび
上野英二×横内敏人

木造8題 設計・施工=オークヴィレッジ

100年の杜に建つ木造
明治神宮CAFÉ 杜のテラス

母屋と土蔵を活かし、3世代で暮らす
住み継がれる家

緑を愉しむ街中の住まい
中庭のある家

適切な改修によって、現代の暮らしに寄り添う民家へ
飛騨高山に蘇る家

五角形の木の空間で音を奏でる
ピアノホールのある家

木造ホールを移築し、永く使い続けられる場所へ
井深大記念館

祖父が育てた木で営みの場をつくる
木戸脇果樹園 オーチャードハウス

大屋根が暮らしを包む
百年住みたい家

100年後の森と建築
稲本正

 

新シリーズ
祈りの場 弔いの場
世界平和記念聖堂
設計=村野藤吾  文=松隈洋

 

特別記事
佐藤重徳「住宅の骨格」

生活と建物をささえる建築の骨格
佐藤重徳

設計=佐藤重徳建築設計

「住宅の骨格」のはじまり
麻生の住宅

光と壁がつくる「住宅の骨格」
giogio factory

外側から考える
府中の住宅

自然を楽しむ「住宅の骨格」
一色の家

山と繋がる「住宅の骨格」
駒ヶ根の家

 

シリーズ
研究室からフィールドへ 第52回
「巣材の家」プロジェクト
早稲田大学建築学科 山田宮土理研究室+足利大学工学部創生工学科 中村航

 

連載
和の世界の空間探求 第6回
現代住宅における「和室」イメージの地図を描く
企画・監修=服部岑生  文=山岸輝樹

次代の建築家 第20回
風間の家
設計=中山建築設計事務所/中山貴史

 

書評
『神戸——戦災と震災』(村上しほり 著、ちくま新書)
評者=石榑督和

全国建築学生チャレンジコンペ
「まだ名もない和の表現」『住宅建築』編集長賞受賞作品発表

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次号予告

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