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『住宅建築』2025年10月号 No.513

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『住宅建築』2025 年 10月号 No.513
8 月 19 日発売/2,860円 (本体:2,600 円 + 税)

特集 育まれる家

 建主自身が施工に参加する。年月をかけて少しずつ家に手を入れる。そのために改変しやすい骨格と間取りにしておく。家は小さく建てて、周囲に庭や畑をつくり花や野菜を育てる。こうした家づくりは家の「竣工」「完成」は曖昧で、設計者・施工者の手を離れてからも、住まい手の日常と密接に結びつきながら、家族の変化とともに、家も変化し、育まれてゆく。近年では職人不足や建築費の上昇、建物の高性能化が進むが、住まい手が積極的に関わる家づくりによって、コストや性能の高さに関わらず、家は豊かなものになり得る。設計者、施工者、建主誰もが無理せず楽しく仕事ができ、生き生きと暮らせる家づくりがあるはずだ。

家に、住まされていく
コトバノイエ 
設計=矢部達也建築設計事務所

座談 「コトバノイエ」から「ササハウス」へ——育まれる家
矢部達也 × 加藤博久・綾子 × 笹倉洋平・淳子

山をうけとめる家
ササハウス
設計=矢部達也建築設計事務所

規格型住宅「minka」
秋篠の家
設計=エイチ・アンド一級建築士事務所/半田俊哉+平田智子

無垢材を用いたローコストの住まい
1900プロジェクト
設計=後藤耕太建築工房

山里から提案する住まいと暮らし
構想する人の家   大きな森の小さなギャラリー
設計=島好常・島いずみ建築研究所

自然に育まれる家、暮らし
島好常・島いずみ

古民家と蔵とワインと焼き菓子
トゥレジュール
設計=島好常・島いずみ建築研究所

森に佇む山並みを望む住まい
原村に住む小さな家
設計=島好常・島いずみ建築研究所

 

特別記事 かめ設計室と市川
改修設計=かめ設計室/羽渕雅己・山田晶子

空気が描けたらいいのになぁ
羽渕雅己

ギャラリーf /かめ設計室 事務所/ fish and books azumaya/
hana クッキーと本とくらし/並樹画廊 市川BRANCH /珈琲飄々

時間の積層する小さな世界にて
かめ設計室の市川の建築たちに想う
山崎義人

 

吉野の山と生きる

一本の木をあますことなく使い切る
山のため、環境のため、人のためとなる製材
阪口浩司

座談 吉野の木で家をつくる
阪口勝行×西浦敬雅×吉村理

吉野の木の良さを伝える
阪口製材所が提案するモデルハウス

吉野MIX 設計・施工=建築工房en/西浦敬雅

 

シリーズ 祈りの場 弔いの場
聖アンセルモ カトリック目黒教会
設計=アントニン・レーモンド  文=村上晶子

 

連載
次代の建築家 第21回
羽島の家
設計=アトリエ永日/永井康晴

和の世界の空間探求 第7回
住まいの和のしつらえ―飾る―
企画・監修=服部岑生  文=岡絵理子

INTERIOR -On the Island- 第39回
Massaro House MIKI TAKASHIMA

手描き図面に込めた想い 第24回
鬼頭梓の建築 その6 同志社女子大学図書館
監修・文=松隈洋

書評
『コミュニティデザインの現代史 まちづくりの仕事を巡る往復書簡
(饗庭伸、山崎亮 著、学芸出版社)
評者=松村淳

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